みんなそれぞれの悩みを乗り越えた一年間
先日一年生最後の保護者会が行われました。
長男ももう少しで二年生です。
思い返すと全てが初めての小学校生活で、バタバタしているうちにあっという間に一年経ってしまいました。
ランドセルが窮屈そうな高学年のお兄さんやお姉さんをみて、まだまだ子供っぽく可愛いところのある長男もあっという間にあんなに成長するんだなぁと楽しみでもあり、まだたまに甘えてきてくれるこの時期を忘れないよう大切にしていきたいなぁと改めて思いました。
今回の学校の保護者会で自分の子供を含め、さまざまなお子さんの一年間で成長したことを聞いてみて、本当に子供はみんなそれぞれ性格が違い個性が違い、それが当たり前なんだと改めて思いました。
自分の子供がなかなか出来ないことでも、他のお子さんは当たり前に出来ていたり、逆に自分の子供が悩まなかったことで他の親御さんがすごく悩まれながらこの一年間すごしていたことを知ることができました。
保育園とは違い小学校に毎日行くことがないので、親も悩みを内に溜めがちになりやすいように思います。
自分の子供だけ他の子が当たり前にできていることができない💦
なんて悩みやすいのが小学一年生のはじめの時期だと思います。
うちの子こんなことも出来ない💦
みんなは何の問題なく出来ているように見えるのに、、、
と、悩まれてこちらの記事に訪れた方に少しでも安心してもらえれば幸いです!
大丈夫!!
案外別の面では他のお子さんが出来ないことが自分の子供は出来ていたりと、皆それぞれムラがあります!!
小学校一年生で成長したこと【長男編】
長男が特に、一年生のはじめにできなかったけど出来るようになったなぁと思うことを、主に生活面を中心にまとめました。
一年生で出来るようになったこと
・時間を見ながら行動すること
・自分の荷物の管理をすること
・学校の用意を自分のこととして考え準備をすること
・学校や家庭学習の教材を私の帰宅前に済ませておくこと
・習い事まで自転車で自分で行くこと(帰りは私と一緒)
・週末自分の上履きを洗う(一回50円)
・自分の食器をシンクへ運ぶ
・一時間程度の留守番
長男はメンタル面では、就学した時同じ保育園から入学した子が女の子ひとりだけだったにしてはすんなり学校生活に馴染めていたと思います。
近所に、1つ上の学年の男の子がいたことも大きかったと思います。
朝その子が一緒に学校に行ってくれたおかげで、すんなり登校してくれました。
今のところ学校に行きたくないという言葉も聞かれません。
こちらから学校での様子は聞かないと自分から必要以上に話さないそっけないタイプなので、さりげなく聞くようにしていますが、聞いている範囲では今のところ楽しく学校生活を送っているようです。
長男の就学当初の一番の問題は、学校の準備や身の回りの管理がまだまだ親(わたし)がいるから大丈夫だと自分のこととして責任をもてなかったことです。
お母さんが最終的に準備してくれるから大丈夫という、どこか他人任せな思いがこちらからみても透けて見えていました。
今思い返しても宿題で使うドリルやプリント、さまざまなものを本当によく忘れて帰ってきました💦
最終的にはランドセルの裏側にドリル、プリント忘れない!!とでかでかとメモ用紙を貼り付けたくらいです。
それでもやっぱりなんだかんだ忘れてきていました、、、
私自身もはじめはどうしよう、、、子供がちゃんと出来ないとかわいそうという思いから、すべて完璧に準備してあげていましたが、うちの子の場合はあまりに成長がみられなかったので少し苦労させなければとあえてやらないようにしたこともありました。
ここは、分かっていてやらないというジレンマに耐えるのが私自身辛い時期でもありました。
しばらくて、忘れると自分が困るということを身をもって学んだのか、夏休みを過ぎた頃から自分で自分の身の回りの管理が入学当初にくらべてぐっと出来るようになりました。
すべて親がお膳立てして、物事を進めていた幼児期とは明らかに変わったと感じたのはその頃です。
きっと、学校での生活がようやく体に馴染んできたんだと思います。
また、生活面でも自分の食器は自分で片付ける、自分のお茶は自分で入れる、たまにひとりでお風呂に入るなど自分のことを自分でさせるようにし始めました。
最近では言われる前に学校の宿題や準備などできるようになりましたし、自宅での生活でもかなり自分のことを自分で完結できるようになりました。
自分でできるようになってくると、自然と時計を見ながら行動できるようになります。
今何時だから着替えなくちゃいけないだとか、何時になったら児童館から帰ってくるなど時計をみて行動できるようになるとぐっと子供の行動も広がります。
これから子供だけでどこかに出かけたりすることが増えてくる時期なので、また別の悩みができそうですが出来るだけ自分でできることはどんどんさせていきたいと思います。
小学校一年生で成長したこと【ほかの子編】
長男のように、すんなり学校生活に馴染む子ばかりではありません。
むしろ保護者会での話を聞いていると、なかなか学校生活に馴染めない子がかなりいることがわかりました。
一年生の頃の学校に馴染めないという悩みの大半は、お友達ができなくてというものより学校の生活自体に慣れないのが原因です。
お友達自体はあっという間に仲良くなっていくようです。
実際学校公開日などで学校にいってみると、皆なかよくコミュニケーションをとっていました。
学校生活は、幼稚園や保育園のように自由に遊べる時間ばかりではありません。
先生の言うことをしっかり聞き、みんなで協調性を持ち行動しなくてはいけません。
大人にとっては普通のことが新一年生にはとてもストレスのかかることなんだと思います。
特に幼稚園の子は今までにない長時間の集団生活に慣れない。
保育園の子は学校後の学童との両立に慣れないという意見が多く聞かれました。
体力にも個人差があります。
長時間の集団生活に慣れず、自宅に帰ってくると疲れて寝てしまうという子の話もちらほら聞きました。
また、幼稚園や保育園はバスか親が自転車で送迎してくれますが、学校は自分で歩いて登校しなくてはなりません。
それがなかなか慣れず、登校する際にぐずる子の話も何人か聞きました。
また、給食も20分から15分までで食べなくてはいけません。
なかなか食べられず苦労した話も聞きました。
長男よりしっかりしていると思っていた子が違った面で長男とは別の苦労をしていたのです。
みんなそれぞれいろんな苦労をしていました。
そして一年経って乗り越えて行ったのです。
体力がついて、学校から帰ってきても寝なくてすむようになった子。
日曜日の夜に、学校に行きたくなくて泣いていたのに泣かなくなった子。
親が一緒について行かなくても登校できるようになった子。
給食を3学期はじめて完食できるようになった子。
みんな少しずつの努力を重ねていくことで一年間ですごく成長していきました。
だから入学当初に学校に行きたくない原因が、学校生活に慣れないことが原因だったらきっと大丈夫。
少しずつ慣れてなれていきます。
ここに訪れた何らかの悩みをもった親御さんが、少しでも安心できますように。
一生懸命お子さんは学校生活に慣れようと頑張っています。
家で今まで以上にだらついていたとしたら、慣れない学校生活でがんばっている自分とのバランスをとろうとしているのかもしれません。
入学当初から何でも完璧にできる子なんていません。
保護者会でいろいろな親御さんの一年間を振り返っての感想を聞いて、私自身はじめて自分だけじゃなかったんだとホッとした部分がありました。
きっと一年後には今より一回りもふた回りもたくましくなっています。
これを書いていて、私自身もこれからもゆったりとした気持ちをもって見守って行きたいと思いました。
それがなかなか難しいんですけどね。。。。😅
親自身も一年振り返ってみるって大切ですね!!
この気持ちを次男の就学時にも忘れないでおきたいと思います。