長男も6歳半も過ぎもうすぐ7歳です。
長男が赤ちゃんの頃はそれはそれは寝ない子でした。
どうしたって寝ない。
添い乳で寝ちゃうよとか知り合いに言われて実践したものの全然寝ない。
唯一立って抱っこでゆらゆらすると寝てくれました。
座るとすぐに泣いてしまいます。
ひたすら立ってゆらゆらしていました。
その後次男は、添い乳どころか添い寝で寝ちゃうくらいよく寝る子でした。
みんながガヤガヤ宴会している中でも寝ちゃう。
うるさくても静かでも関係なく寝るのでびっくりしました。
寝る子は寝るし寝ない子は寝ない。
親のせいじゃない。
本当その子のタイプなんだなと。
毎日毎日3時間以下の細切れ睡眠と、初めての育児で私はギリギリの状態でした。
真夜中抱っこをしながら夜がはてしなく長く感じました。
里帰りしていたとはいえ隣は祖母の部屋です。
お年寄りでしたので、起こしちゃいけないとなるべく泣かせないように気をつけました。
日中も両親は働いているので基本的に頼れません。
家事をしなくてよい環境だったのが救われました。
乳を出したまま寝るのも日常茶飯事。
羞恥心より睡眠です。
思い返すと今は亡き祖母とオムツをかえたりお風呂にいれたり良い思い出が思い出されます。
長男におしっこやうんちをかけられて大笑いした祖母の笑顔が忘れられません。
そんな楽しい思い出も今は楽しく感じられますが当時は必死でした。
連日の細切れ睡眠で限界がきてついに夜中ひとりでゆらゆら抱っこをしながら泣きました。
声もなく涙がどばーーっと流れてきました。
感情は無です。
辛いを通り越して無になっていました。
丁度その頃、3人の子供がいる友人が遊びにきてくれました。
たわいもない話をしていた時、ふと私が夜中に辛くて泣いてしいまったと言いました。
その時友人は大丈夫!大丈夫!!みんな辛くて泣いてるから!!
10回泣いて一人前くらいに思ってればいいんだよ!
私なんて数え切れないくらい泣いたよ!心配ないない!
友人のその言葉にすごく救われました。
とにかく私ひとりじゃない。という安心感が勇気に変わりました。
そして数年後次男が宴会中に寝ている姿をみたその友人のお母さんが、その友人の子供たちはみんな次男と同じく良く寝る赤ちゃんだったことを教えてくれました。
次男同様うるさくても静かでもどこでも寝てくれて助かってたわと言いました。
それを聞いた時私は友人が今以上に大好きになりました。
人として、母としてすごく尊敬しました。
全然子供が寝てくれないと相談した時の私のギリギリの気持ちに寄り添って嘘をついてくれたのです。
その嘘に私はその後里帰りから帰った後も何度も何度も救われました。
何も嘘までつかなくてもと思うかもしれません。
でも乳幼児の育児をしているお母さんは時にギリギリの神経の中頑張っています。
3人子育てをしていて知ってるからこそ友人は私に合わせてくれたのです。
これは私の今後育児について話す上での教訓になりました。
自分の育児の経験も数あるうちのたった2回ばかりのもの。
自分と違う育児がごまんとあることを肝に銘じ、決しておしつけないようにしよう。
友人のように、寄り添える人間になろう。
この時の気持ちを忘れずにいようと思いました。