同居してみて知った家族の大切さ

同居してみて知った家族の大切さ

私は夫の母と同居しています。
もともと夫の実家に嫁いたというわけではなく、私たち夫婦が姑を引き取るかたちで暮らし始めました。
いろいろとそれには事情がありますが子供が大きくなってから一緒に住むよりは初めから暮らしたほうが子供達共々受け入れやすいと思いました。
また、実際自分自身も信頼関係を築いていないと介護やいろいろな問題が出た時に心から一緒に協力できないと思ったからです。
正直姑は私の親ではありません。
こういう信頼関係や協力してくれた感謝の気持ちの積み重ねがない中介護の協力をするのはよほどこころのできた方でなければ難しいと思いました。

もともと3世代家族の中で育ちました。
ですが20代初めに一人暮らしを始めてから祖父母とは帰省した時に関わるのみ。
二人とも他界しております。
晩年病気を患い入院している姿もみていますが私の記憶の祖父母は元気なイメージのままです。
現在実家の両親は60代に突入したばかり。
仕事もしており帰省した時に白髪が増えたなと感じることはありますが、まだまだ老人といういは早く頼られるより子供のことや家のことの相談にのってもらったりと頼る存在です。

姑と暮らすようになり気づいたことが沢山ありました。
これは3世代同居で育った私にも分からないことでした。
姑はとても良い人です。
少し世間知らずでお嬢様気質な所がありますが優しくてできるかぎりの家事を手伝ってくれます。
同居は比較的円満だと思います。
お互いに不満はもちろんあります。
私なりではありますが大家族で育ったからこそ一緒に住む人数が多ければ多いなりの良い面、悪い面も心得ています。
どうしても直して欲しい所以外は自分のルールをおしつけてはいけないことが大切だと思います。
姑もきっと私に不満はあるでしょう。
時には軽い口喧嘩をしながらも絆を深めて来ました。
この絆が大切だと最近感じています。
姑も後期高齢者です。
初めて出会った時以上に年をとりました。
腕のシワがふえたなとか、背が少し縮んだなと感じるとなんだか胸が痛くなります。
本格的な介護はもっと先のことだと思います。
どれほど大変なものかは想像がつきません。
ですができるだけのことをしてあげたいと思える関係性を今の所築けています。

後期高齢者の姑と暮らすことで自分が普通に生活している中では起きない出来事にも関わります。
姑の兄弟も同じように年をとっています。
知人も姑と同じような年齢です。
ある知り合いの方は子供と夫を先に亡くし一人暮らしをしています。
またある方は夫が病気になり看護している矢先に自分も大病を患っています。
こういった話は姑と一緒に住んでいない限り30代の私のまわりではなかなか聞かない話です。
でも身近にある出来事として起こるとなんとなくですが自分の40年先を想像しながら物事を考えるようになります。
また10年先の両親の状況も最近よく想像するようになりました。
両親は家業を継いだ私の兄弟と同居しており、もう一人の兄弟も同じ仕事を共にしているので遠方の私が主導権を持ち介護することはおそらくないでしょう。
そういった話もなんとなくですが兄弟でしています。
となるともし姑がいなければ私は高齢者の姿を自分が年をとるまで知らずに過ごすことになります。
これは一緒に住んでいるから知れたことです。
子供がいても、夫(妻)がいてもどうなるかは分かりません。
自分のことは自分でできるよう日頃からなるべく自立して生きることも大切だと思います。
(これはいろいろな選択肢が制限されていた義理母世代の女性より比較的今の女性の方があるのかなと感じます。)
それでも何かあった時は家族、兄弟、親戚に頼る場面が私の思っている以上にありました。
入院をすればその準備や手続き、新しい治療を行う場合の承諾書。
このような手続きはできる限り身内が行います。
これを知ってから家族の大切さを実感しました。
姑や兄弟は自分も年をとり遠出することが大変な中子供のいない他の兄弟のお見舞いや承諾書にサインをする為に電車を乗り継いで行くことがあります。
そうしてあげたいと思える兄弟関係を築いている姑達はすばらしいです。
私も自分の兄弟とそういう関係を築いていければと思います。
それを知れただけでも同居してよかったと思いました。

 

(子供達は生まれた時から姑と一緒。とっても仲良しです。)

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