経膣分娩と無痛分娩を経験した感想

経膣分娩と無痛分娩を経験した感想

経膣分娩をした第一子について

私は第一子を経膣分娩、第二子を無痛分娩で出産しました。
第一子は初めての子ということで、実家で里帰り出産をしました。
前回の「医療保険には是非妊娠前に加入しておきましょう!」でも話ましたが、第一子は37週まで逆子が治らず帝王切開で出産する予定でした。
友達と散歩途中、突如お腹の中がグリンッとただことではないほど動き、翌日帝王切開手術前の最後の検診で逆子がなおっていました。
出産時ははなかなか子宮口が開かず、陣痛がだんだん微弱になり出産の時間としては産院に入ってから5時間ほどと、そこまでの長丁場ではありませんでしたが本当につらかったです😭
産後は1ヶ月ほど体を動かすたびにあちこちが痛み始めての育児と重なりメンタルもボロボロでした、、、
さらに長男は繊細なタイプ。
ちょっと音がうるさかったりするだけで起きてしまいました。
連日の夜泣きで睡眠不足の日が続き、気持ちが落ち着き育児に慣れるまでに半年ほどかかりました。
夜泣きが辛かった時の話はこちら。

あの時は実家で両親や祖母や同時期に出産した義理の姉がいて、にぎやかな環境だったので何度も救われました。

無痛分娩をした第二子について

そして第二子。
もう私の選択は無痛分娩しかありませんでした。
当時周りの知り合いも無痛で出産した人は皆無。
当然リスクが気になります。
サイトでしこたま調べました。
そして専門の麻酔科医がいて実績も豊富な産院が、自宅近くにあることを知りそちらで出産することにしました。
当時認証保育園に長男を預けており、ようやく慣れてきた所だったので里帰りをして環境と変えたくないというのと、下の子を出産後も日中は長男を保育園に預けられるのでかなり負担も減るのが魅力的でした。

和痛分娩と無痛分娩の違いって?

最近「和痛分娩」という言葉を知りました。
私の出産した産院の「無痛分娩」とどうちがうのか疑問に感じましたので少し調べてみました。

和痛分娩とは、麻酔などの力を使って陣痛を和らげて出産する方法を一般的に言うそうです。
医療機関によって捉え方はさまざまですが、基本的には「痛みを和らげる」分娩方法を和痛分娩と呼ぶことが多いんだそう。
妊婦さんの痛みを和らげることで、リラックスして出産することができます。
麻酔を打つ方法はいくつかあり、その中でもよく使われるのが「硬膜外麻酔」です。
背骨の脊髄に近い場所にチューブを入れて麻酔を注入する方法で、陣痛が始まったらママや赤ちゃんの様子を管理しながら投与されます。
完全に痛みがなくなるほどの量の麻酔薬は使用せず、あくまで出産間近の一番強い痛みを軽くする程度の場合が多いようです。
麻酔を投与しはじめてから20〜30分位で効果が現れはじめます。
その後はごく少量の麻酔を持続的に投与して痛みが強く出ないように調整します。
全身麻酔ではないので意識ははっきりしており、通常の経腟分娩のように自分でいきんで出産できます。
硬膜外麻酔以外では、静脈から点滴で麻酔を投与する方法や、陣痛のピーク時に「筋肉注射」をする方法、「麻酔ガス」を吸引する方法もあります。
なかには、麻酔は使わずにソフロロジーやラマーズ法などの「呼吸法」で痛みを和らげる出産方法を和痛分娩と呼んでいる医療機関もあるので、自分が望む方法なのかどうかは事前に確認が必要です。
呼吸法だけで和痛分娩というならそれは普通のよくある経膣分娩なのでは?
ここの区別が難しいですね、、、
まったく痛みがなくなるわけではなく、ある程度陣痛や出産時の痛みを伴うので、自分でいきむこともできますし、自然分娩に近いお産ができるといわれています。

ここまで調べて私が出産した無痛分娩はこの「硬膜外麻酔」による出産方法であることがわかりました。
私の出産した産院ではこの方法を無痛分娩と呼んでいましたが、医療機関によっては和痛分娩といわれることもあるそうです。
医学的には無痛分娩と和痛分娩には明確な定義がないそうですので、自分の出産する産院で確認してみてください!

無痛分娩ができない方もいます。
血液が固まりにくい体質の人は硬膜外血腫ができやすいリスクがあり、背骨の変形がある人は麻酔がうまく打てない可能性があるので、硬膜外麻酔による和痛分娩を選択できないことがあります。
希望している人はきちんと検査を受ける必要があります。

また、以下が主なリスクとしてあげられています。
麻酔の副作用が起こった場合に頭痛やかゆみ、低血圧、発熱などがあります。
麻酔の作用でうまくいきむことができずに、赤ちゃんを生み出す力が弱まる可能性があります。この場合、赤ちゃんの安全性を確保するために吸引分娩・鉗子分娩を行うことがあります。
こういったリスクもきちんと知っておくことが大切ですね。(子育てハック参照

以降よりこの「硬膜外麻酔」での無痛分娩で出産した当時を振り返ります。
痛みは本当に個人差があるみたいですね。
これはあくまでも私の感覚での感想となります。

出産前の状態

第二子は無痛分娩予定日5日前に、子宮口がすでに3センチ開いてしまっていたので(経産婦にはよくあることだそう)なるべく静かに過ごすよう先生に言われました。
といっても長男が既にいるため静かになんて無理。
無痛分娩は麻酔科医の先生の予定を調整して組まれているので、もし予定日前に陣痛や破水がきてしまったら経膣分娩に切り替わります。

今回は夫も仕事を調整しやすいよう金曜日に無痛分娩を予約。
無痛分娩の良い所は、帝王切開同様出産の予定日があらかじめ分かることですね。
家族の調整もしやすいです。

9時頃

長男をまず保育園へ夫が送っていきます。
そして二人で産院へ。
無痛分娩の流れを改めて説明していただきました。

10時半頃

手続きや準備も整いいよいよ出産開始です。
まず陣痛促進剤を投入します。
ほどなくして微弱な陣痛を感じます。
耐えられなくなったら麻酔を使用するので教えてくだいと先生にいわれ
痛みを感じ速攻で挙手!
腰に麻酔が投入されました。
痛みがなくなっていきほっとする私。
その間横の椅子で静観する夫。
子宮口が全開になったらいよいよ出産です!

11時半頃。丁度お昼時

おにぎりなどの軽食が運ばれてきました。おいしそう!!
うらやましそうに見る夫、、、そりゃそうだ!
まだ時間もかかりそうだし夫に急いでランチに行ってもらうことに。
急いで近くのラーメン屋でラーメンをすする夫。
私がおいしいおにぎりを完食した頃モニターの数値?か何かを見ていた助産師さんが私の股を確認!!子宮口が全開になってるので急いで分娩台に!!
経産婦は子宮口が一気に全開になることがよくあるらしくその点も気にかけてくださっていたそうです。
助産師さんさすがです!
痛みがなく私にはわかりませんでした、、、
夫に急いで連絡!!夫急いでラーメンを平らげ産院に到着。
ここですごいのが痛みがない中お腹の赤ちゃんが下へ出ようとする感覚だけはわかりました。
すごい力でがんばって出ようとしています!
と、先生に伝えた所その出ようとするタイミングでいきんで!!と言われいきむ私。
そして赤ちゃんとタイミングを合わせいきみます。
出産は赤ちゃんとの共同作業だと強く感じました。

12時半頃次男誕生!

夫にも痛みがないのでずーーっと
実況していたせいかこの体験ができることを少し羨んでいました。
産後足が少し麻酔のせいかしびれていましたが、数分で落ち着いたので歩行してトイレへ。
体力の消耗が少なくてすみ産後も普通に歩けました。
赤ちゃん自体は次男の方が大きかったのに体の消耗は雲泥の差です。

長男の時は翌日から母子同室でしたが、今回は母子別室だったのでさらに出産後ゆっくりできました。
これも産院を選ぶ際重要視した所です。
入院中はせめてゆっくりしたい!!
経産婦なので4日目に退院しましたが、出産翌日には通常の生活はできるほど回復していました。
欧米の方が出産翌日に退院するのもなんとなく理解できました。
実際翌週には車で長男を保育園に送迎し、すっかり普通の生活に戻っていました。
夫も何度も無理をしないよう気にかけてくれました。
しかし無理はしていません。
本当に回復が早いのです。
これも個人差があるかもしれませんね、、、あくまでも私の感想です。

最後に

私の無痛分娩の流れはこんな感じになります。
私がもう出産することはありませんが、もし次に子供を産むとなったら迷わず無痛分娩を選びます。
しっかりリスクを確認し、実績のある産院を選びさえすれば選択肢に入れてみてはいかがでしょう。
特に上にお子さんがいたり実家に里帰りできない方などは退院後自分の体がほぼほぼ通常通りに回復しているので助かりますよ。
私の体験を聞いた母や義理母も自分の頃にあったらと言っていました。
やっぱり痛いのは誰でもいやなものですよね。

以上になります。参考になれば幸いです。

 

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