突然訪れた姑の病気
姑が特発性血小板減少性紫斑病になり、みるみる身体の具合が悪くなりました。
横になって過ごす時間が増え、分担してもらっていた家事はもちろん日々日常生活を過ごしているだけでも身体がつらそうで、ダブルケアが頭をよぎるようになってきました。
高齢出産、少子高齢化、共働きの増加に伴い今現在ダブルケアをされている方はもちろん、私のような予備軍の方もこれからますます増えていくと思いますので、こちらでも私たち家族の一例をまとめていきたいと思います。
後期高齢者を過ぎたらダブルケアの覚悟を
私の親は、自分の会社ということもあり60代ですがまだまだ元気に働いていていますが、一回りほど年上の夫の母(姑)はすでに後期高齢者です。
姑は夫を20代で出産していますので、夫に子供ができたのが40歳でしたがその頃姑はまだ60代後半。比較的元気で、長男次男が乳児の頃は育児もよく手伝ってくれましたし、外出が好きでよく出かけていました。
姑やその周りの方をみていても、後期高齢者になるとがくっと健康面に不安が出てくる方が増えていきます。
姑も後期高齢者を過ぎた頃から体力面、健康面、精神面共に弱くなってきました。
街でよく見かける元気な高齢者の方たちは、元気だから外にでているのであってみんながみんな元気で長寿なわけじゃないんですよね。
テレビで90代でも元気に畑仕事をしているおばあちゃんやおじいちゃんが出ていたりするのをよく観ていたので、私の祖母も90歳くらいまで元気でいてくれると思っていましが、80歳をすぎてすぐに病気で亡くなってしまいました。
姑だって85歳くらいまではとなりのおばあちゃんみたいに元気でいてくれて、あわよくば家事も手伝ってくれるのかなぁなんて軽く思っていましたが、75歳を過ぎ病気と共に身体が弱くなりました。
近所でも80代後半で毎朝ウォーキングしているおばあちゃんがいますが、その一方で70代、やもすると60代で身体を悪くする方がいる。この現実をもっとはやく知っておけばよかったと思いました。
自分の親や夫の親が85歳くらいまで元気に自立してくれているのかなぁなんていうのはふんわり希望をもつくらいにしておかなけらばいけません。
後期高齢者をすぎれはいつケアが必要になっても不思議ではないという気持ちでさまざまなことを想定しておくことが大切だと思いました。
我が家は子供達が小学生のうちにダブルケアになる可能性がありますので、育児(教育)にできるだけ影響が出ないように今から情報を収集しておきたいと思います。
仕事を辞めずに介護ができる方法を調べておく
介護をすでにされている方々が常々おっしゃるのが、仕事は辞めてはいけないということです。
ダブルケアで育児中の方はなおさらですが、子供が小さいので今後教育にもお金がかかります。
自分たちの老後や将来のために貯金もしなければなりません。
仕事を絶対辞めないという揺るがない気持ちをもって、それにはどうすればよいのかさまざまなサービスを探すのが良いと言われました。
私自身育児や同居で多少なりともストレスを感じることがあります。
子供達が乳児の頃には育児で手伝ってくれることもありましたし、最近まで平日の夜の夕食をつくってくれていたりと同居での恩恵もたくさん受けました。
その分生活能力の弱い姑を扶養し、お互いが助け合う形で仲良く続けられていましたが、今後は完全に支える気持ちに切り替えなければなりません。
そこで家にいて稼ぐことができなくなってしまっては、鬱屈した気持ちで姑に対しても優しい対応ができるのか今想像しただけで自信がもてなくなっています。
自分も稼ぎ、自分だけになれる時間ややりがいは持ち続けることはすごく大切だと思います。
比較的私の仕事は自宅でも続けられる仕事なので、在宅という視野を入れつつ仕事は絶対辞めないのを第一条件としてどんな介護サービスがあるのか調べていきたいと思いました。
働く側の制度を知っておく
働きながらでも介護を続けられるよう、国もさまざまな制度やサービスを整えています。
それを今からしっておくことがいざという時役に立ちますね!
介護休業制度
要介護状態にある家族を介護するためにまとまった期間休みを取れる制度です。
対象家族1人につき、通算93日までの休みを3回に分けて取ることができます。
対象家族:配偶者、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫
介護休暇制度
まとまった休みを取るための制度なのが介護休業制度ですが、介護休暇制度は単発の休みをとるための制度です。介護だけでなく、通院や買い物の付き添いなどでも休みの取得が可能です。
対象家族1人につき1年に5日、対象家族が複数の場合は1年に10日の休みを取ることができます。
対象家族:配偶者、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫
勤務時間の短縮措置
事業主から要介護状態にある家族を介護する従業員は、以下の措置を受けることができます。
・短時間勤務
・フレックスタイム制度
・始業や終業時刻の繰り上げ、繰り下げ(時差出勤)
・労働者が利用する介護サービス費用の助成、またはこれに準ずる制度
時間外労働・深夜業を制限する制度
事業主は要介護状態にある家族を介護する従業員について業務に重大な支障のない限り、1カ月で24時間、1年で150時間を超えて時間外労働、また、午後10時~午前5時の深夜労働をさせてはならないと決まっています。
派遣社員でも一定の規定を満たせば取得可能です!
私は今派遣社員ですが、派遣社員でも一定の規定を満たす場合は育児や介護の制度を取得することができます。
申請規定
・雇用から1年以上経過している
・申請から育児休業の場合は1年以上雇用契約がつづくこと、介護休業の場合は93日が経過する日から6ヶ月を経過する日以上の雇用契約が明らかである
・1週間の所定労働日数が2日以上である
介護休業給付金
介護のための休業をした被保険者に支給されるのが介護休業給付金です。
支給対象者:介護休業の開始日から過去2年間に、賃金支払基礎日数が11日以上ある月が12カ月以上ある
介護離職者ゼロへ向けての取り組みを厚生省がまとめています!
「介護離職者ゼロ ポータルサイト」
さまざまな制度やサービスが確認できますので是非ご参考ください😊
ダブルケアになる前に周囲の協力を得る方法を知っておく
介護サービスを活用する
介護サービスは多様化しています。それぞれの種類・特徴・費用を把握し、地元の市区町村で要介護認定を受けた上で、ケアマネジャーと相談しながらサービスを活用します。サービスをうまく活用できれば、介護者の負担が大きく軽減され、被介護者もストレスが溜まりにくくなります。
相談窓口を活用する
地域包括支援センター、社会福祉協議会、保健所、国民健康保険団体連合会などの相談窓口を活用します。介護予防から介護サービス、成年後見制度、高齢者虐待などさまざまな相談ができるほか、介護事業者とのトラブルに対するクレームの相談窓口でもあります。こまったら相談する場所をしっていることが問題解決の第一歩ですね!
介護サービスはもちろん、介護をする側の制度もだんだん整ってきているんですね!
派遣社員でも私は規定をみたしていたので介護制度が利用できると知って安心しました。
仕事と家事育児の両立を効率よく行う
我が家は今はまだ姑も自分のことは問題なくできています。
今のうちに頼んでいた家事などを仕事をしながら両立していく生活に慣れておくことも大切だと思いました。特に同居していて家族の人数が多いので家事の量もそれなりです。
ごはんも子供と高齢者がいるので、バランスよく健康的なものをささっと作れることになれておきたい、、、
買い出しなどが大変な時は、宅配などもおすすめです!
生協オリジナルのお惣菜などもとってもおいしいですよ😊
家事をしていても、幸い我が家は下の子も年中になり家の中でもお兄ちゃんと一緒にでもひとりでも遊んでいられる年齢になっていたので助かりました。
乳児や未満児のお子さんがいる方はぐっと家事と仕事と育児、それに介護もあわさると両立が困難になると思います。いまから家族、特に配偶者への意識改革を進めていかなければいけませんね。
我が家の場合は夫は比較的家事や育児に積極的に協力してくれますが、会社の拘束時間が長いので平日の協力が朝以外なかなか難しいのが現状です。
一番はこのお父さんの会社の拘束時間の改革ですよね!!これは家庭内では解決しようがないので、今後ますます取り組んでいってほしいところです!!
もう共働きの方はとっくにされている工夫かもしれませんが、私が育児と家事を基本すべて担うことになった際に取り組んだことをまとめました。
・洗濯は夜すませる
・1週間のざっくりした献立をカレンダーに書く
・朝夕飯のご飯のセットとお風呂掃除を済ませておく
・朝一時間早起きして自分の時間をつくる
洗濯は夜すませる
子供達をお風呂にいれたら洗濯をすませるようにしています。
一晩で薄いものは乾いてしまいますし、朝洗濯する時間を短縮できます!
1週間のざっくりした献立をカレンダーに書く
仕事から帰ってきて夕飯の支度はだいたい30分から40分ほどですべて完了したい。
メニューが決まっているととりかかりがスムーズで。私は朝必要な食材を解凍しておきます。
最近は長男が軽い料理を手伝ってくれつつあるので、どんどん頼んでいこうと思います!
基本的に姑が高血圧、糖尿病なので減塩で野菜の多い献立を心がけていますが、自然とそれって子供にも良い献立になるんですよね。
朝夕飯のご飯のセットとお風呂掃除を済ませておく
朝夕ご飯のセットとしてお風呂を掃除しておくと夜の家事が減ります。
というか仕事から帰ってきてご飯をたいていては間に合わないのでされている方きっと多いですね。
朝一時間早起きして自分の時間をつくる
1日がめまぐるしく始まる前に自分の時間をゆったりもつことが何より大切です!!
以前は子供が寝てからおきてきて自分の時間を作っていましたが、年齢のせいか個人的に体力がないせいか疲れ尽きて一緒にどうしても寝てしまうので一時間早起きして自分の時間をつくることにしました。
目が覚めているのでこのブログなどの作業もかなりはかどりますし、静かな中でゆっくりお茶を飲む贅沢を1日の始まりにできると気持ちよくスタートできます。
丁寧にスキンケアしたり化粧をしたり、気持ちのゆとりって大切です!
そんな感じで今の所なんとか育児、家事、仕事の両立はできてきたのでこれに介護が本格的に加わった時なんとかまわせるようになるといいなぁと今は思っています。
また、大きな生活リズムの変化がきた際にはこちらでご報告できればと思います!